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神経内科の変遷

年表 | 歴代教授 | シンポジウム

産業医科大学神経内科の変遷 I

 産業医科大学神経内科の発足時のメンバーである村井由之教授、井上英尚助教授、山下順公講師、本村暁助手によってその土台が築き上げられた。その後1983年に本村暁講師にかわり、辻貞俊先生が九州大学神経内科から講師として赴任した。1984年には井上英尚助教授が産業医科大学環境中毒学教授に就任し、後任として大西晃生先生が九州大学神経内科から助教授として赴任した。こうして村井由之教授、大西晃生助教授、大石智也講師、辻貞俊講師の陣容となった。同年には産業医科大学医学部第1期生が入局し、徐々に医局員の体制も整っていった。
 村井教授の肝煎りで、1990年には九州大学心療内科から宮田和正先生が学内講師として赴任し、心療内科グループが発足した。このような神経内科と心療内科を有する教室は全国的にも例がなく、ユニークな講座となった。1993年11月には第1回産業医科大学神経内科同門会が開催された。

第1回産業医科大学神経内科同門会
第1回産業医科大学神経内科同門会
記念講演に荒木淑郎先生を招聘した。
前列左から大石智也先生、白石悟先生、大西晃生先生、山下順章先生、荒木淑郎先生、
村井由之先生、井上尚英先生、本村暁先生、有村公良先生、有村由美子先生

産業医科大学神経内科の変遷 II

 この頃、研究面では、大西晃生助教授を中心とした、中毒性ニューロパチーや遺伝性運動感覚ニューロパチーなどの末梢神経疾患の神経病理学的研究、辻貞俊講師を中心とした様々な神経疾患の病態や脳機能に関する経頭蓋時期刺激や誘発電位を用いた神経生理学的研究、大石智也講師を中心としたパーキンソン病モデルにおける神経伝達物質の解析に関する研究が発展した。

1989年の第1回近況報告会
1989年の第1回近況報告会

 1995年からは赤松直樹助手により、てんかんモニタリングが開始され、その後の包括的てんかん治療の幕開けとなった。 1990年からは心療内科グループがん発足し、宮田講師を中心に心身症としての喘息の臨床研究が開始され、その後は心因性食思不振症の臨床と研究が始まり、また宮田講師から引き継いだ岡講師により心因性発熱の臨床研究及びモデル動物を使用した基礎研究が始まり、現在も引き続き行われている。

産業医科大学神経内科の変遷 III

 1997年に辻教授が就任してからは魚住武則准教授および松永薫学内講師によって経頭蓋時磁気刺激を用いた臨床及び基礎研究が行われ、経頭蓋磁気刺激の臨床応用や安全性に関する重要な報告がされた。特にパーキンソン病や脊髄小脳変性症、てんかん、慢性疼痛に対する治療法としての経頭蓋磁気刺激の有効性に関する臨床研究が行われた。一方、てんかんモデルを用いた基礎研究も行われるようになり、てんかんに対する基礎研究と臨床研究が始まり、さら神経免疫領域の研究が始まった。

病棟回診の様子
1989年の第1回近況報告会

 2014年4月から名古屋大学神経内科から足立弘明先生が第3代教授として就任した。

第3教授として就任

2014年から約7年が経過し2021年に至りました。2020年はコロナウイルスの感染の蔓延という未曾有の出来事が起こり、医療を含めて社会のシステムが大きく変わりました。人々が分断され、パソコンやスマホなどのデバイスを通じての繋がりが当然になり、診療も電話やオンライン診療になっていく可能性が考えられます。今後は、これらの遠隔活動を基盤として、診療、研究、教育の3セット共にこれまで以上に発展させていきたいと考えています。特に研究は大学の行うべき基幹の活動であり、研究意欲のある若い学生さん、医師に入局していただきたいと思います。意欲のある人は、いつでも説明を聞きに来て下さい。