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吉良潤一先生に大学院講義を行っていただきました

本講義では、「難病に挑む:どうやってブレイクスルーにつながる分子を見つけるか」という大変exitingなタイトルで、難治性脳神経免疫疾患の病態解明につながる分子をどうやって発見するかについて神経免疫・病理・遺伝学的アプローチから吉良教授に講義していただきました。吉良教授は、長年にわたって自己免疫性神経疾患の病態解明や治療法の開発研究に取り組んでこられ、これらの病態におけるコネキシンの役割や、CIPDにおけるIgG4抗neurofascin 155(NF155)抗体の発見と病態との関連、また最近発見されたsmall fiber neuropathyにおける抗PlexinD1抗体と病態との関連など、大変多くのデータをお示しいただきながら、熱くお話しいただきました。今後のこの分野の研究の発展に繋がっていく研究成果と思われました。また、臨床の中での難病に対する医療の充実の必要性もお示しいただきました。吉良先生、これまでのご研究、大変お疲れ様でした。有意義な時間を過ごさせていただき、本当にありがとうございました。