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髙嶋 博先生に大学院講義を行っていただきました

「自己免疫性脳症の臨床症候と治療の実際ーヒステリーとの鑑別ー 」のタイトルで、自己免疫機序による脳症について、ヒステリーとの鑑別も踏まえてお話いただきました。経験したことのない症状、理解が難しい神経症状や急に発症する精神症状、慢性の疼痛、感覚異常などをみかけると心因性にしがちですが、実際には脳の器質的な疾患であることもみられ、その中で最も頻度が高いものが自己免疫性脳症とのことでした。今回の講義では、これまで心因性と思われてきた症候にスポットが当てられ、その症状の多くが免疫治療で明らかに改善することを紹介していただきました。今後のヒステリーの診療に役立つ内容で大変有意義な会となりました。今後の高嶋先生の益々のご活躍をお祈り申し上げます。