「神経疾患の臨床に学び基礎に活かす」のタイトルで、神経疾患の分子レベルでの共通基盤と相違点を原因・病態・治療法全般について講義していただきました。脳卒中は脳血管障害であり、アルツハイマー病は脳細胞の老化であり、神経変性疾患は錐体外路系・錘体路系・小脳系の特異的神経細胞障害であると考えられています。しかし、これらの神経疾患は分子レベルでの病態という観点から見ると、かなり共通点があり、従って治療法の開発にも同様の共通点があるとのことでした。今後の阿部先生の益々のご活躍をお祈り申し上げます。