当科でギラン・バレー症候群と診断された患者さんと保護者の方へ
平成12年1月から平成29年8月までの期間に産業医科大学病院神経内科においてギラン・バレー症候群と診断された患者さんと保護者の方へのお知らせ
当院では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は、通常の診療で得られた情報の記録に基づき実施する研究です。このような研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(平成26年12月22日制定 平成29年2月28日一部改正)」により、対象となる患者さんのお一人おひとりから直接同意を得るのではなく、研究内容の情報を公開するとともに、参加拒否の機会を保障することとされています。本研究は匿名化して行うため、本人が特定されることはありません。この研究に関するお問い合わせ、また、ご自身の診療情報が利用されることを了解されない場合は、以下の問い合わせ先にご連絡ください。利用の拒否を申し出られても何ら不利益を被ることはありません。
1. 研究課題名 ギラン・バレー症候群の臨床的特徴の解析
2. 研究期間 平成29年9月〜平成32(2020)年8月
3. 研究機関 産業医科大学神経内科学
4. 実施責任者 教授 足立 弘明
5. 研究の目的 ギラン・バレー症候群の臨床的特徴を明らかにし、予後に関係する因子を調べます。
6. 研究の方法
産業医科大学病院神経内科においてギラン・バレー症候群と診断された患者さんのカルテを用いて、後ろ向きに臨床情報を得ます。ギラン・バレー症候群は電気生理学的に分類型によって臨床経過が異なるため、初期の段階で分類することが必要とされます。そこで、カルテに記載された神経伝導検査結果から脱髄型、軸索型、分類不能に分類します。カルテからは、その他の情報として、臨床症状、髄液検査、血液検査に関する情報を得ます。
7. 個人情報の取り扱い
研究実施責任者の厳重な管理の下、個人情報の徹底管理により漏洩を防止します。被験者を特定できる個人情報は、研究実施責任者の厳重な管理の下で、被験者が特定できないように氏名、住所などの個人情報を全て匿名化し、被験者番号を付して保存します。被験者番号と実名の対応表を作成し、本学神経内科学教室の鍵のかかる保管庫に保管し、研究実施責任者の厳重な管理の下、個人情報の徹底管理により漏洩を防止します。個人情報については、研究終了後5年間(もしくは当該研究の結果の最終の公表について報告された日から3年間)保管したのち、研究実施責任者の管理の下、匿名化を確認の後、廃棄します。また、研究成果の公表の際は個人が特定できないように措置をとります。利用の拒否の申し出があった場合は、対象群から除外します。
8. 十分な判断力がない成年者、意識のない成年者が対象の場合
保護者の方がこのお知らせをご覧になり、患者さんご本人の診療情報の利用について了解されない場合は、下記問い合わせ先にご連絡ください。
9. 問い合わせ先
研究実施担当者 産業医科大学医学部神経内科講座 講師 大成圭子
研究実施責任者 産業医科大学医学部神経内科講座 教授 足立弘明
電話093-603-1611 内線4256
10. その他 本研究により、個人が被る不利益および利益はありません。 本研究に伴う謝礼はありません。